オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

幻馬伝「幻の最強馬列伝② イシノヒカル」

アカネテンリュウが引退した1972年。

その年の菊花賞は強烈な印象がある。
下馬評は関西三強、とくに貴公子タイテエムが勝つだろうと思われていた。

返し馬で尻っぱねしながら大暴れしている馬がいる。発走直前に落鉄しやがった! 蹄鉄を打ち直す事態になった。
こいつは絶対、野獣ブルート・バーナードだな(当時、T・J・シンは未来日)と思いましたね。
淀の3000という長丁場、あんなにかかっちゃって大丈夫か? おい!
鞍上もこいつは制御出来ないんじゃないか? 走る前に疲れちまうよ。


レースでは、予想通りタイテエムが抜け出してきた。
そこへ後方から狂ったようにすっ飛んで来る馬がいる。
あの馬だ!あの暴れ馬がきやがった!
リボー系ラテンの血、マロットを父に持つあの馬だ。

田舎者イシノヒカルが、貴公子タイテエムに襲いかかった瞬間です。

後にも先にも、あんな豪脚観た記憶ないですね。あれが一番です。
勿論、まだ競馬初心者中学生の時に観た印象なので、あのインパクトが過剰に膨れ上がり、残像となって心象風景のようになったものではあります。
後世にはもっと凄い豪脚を観ていると思いますが、あれはヒカルイマイにも感じることがなかった、私のファースト・インパクトでした。

続いて有馬記念に挑む。

あの、メイズイ、スピードシンボリアカネテンリュウといった名馬でさえ超えることの出来なかった古馬の壁。
そこにはメジロアサマ、ムサシの両メジロ天皇賞ベルワイド、実力者カツタイコウ等がいる。
あの菊花賞の豪脚は誰の目にも強烈だったのでしょうね? イシノヒカルはファン投票一位、当日も古馬を抑えて一番人気でした。
しかし、3才馬にはきついレース。どこまでやれるか?と予想する専門家も多かったと思います。

舞台を中山に変えた年末のドリームレースで、イシノヒカルは王者メジロアサマ(マックイーンの祖父)に襲いかかった。またあの豪脚だ。

幻の最強馬列伝に名を挙げたい馬で、私が最初に思い浮かんだのはこの馬なのです。あの、菊花賞有馬記念での走りは圧巻でした。
それまで、3才で有馬記念を制したのはスターロッチだけ。スターロッチはフロック気味で大波乱と言われていたのに対し、イシノヒカルは異次元の走りで人気に応えたもの。
もう一つこの馬を評価したいのは、当時、史上最強世代と言われた、あの花の47組での最強馬だったと...。そう私は勝手に思っていたのです。
長くなるので触れませんが、あの世代はとんでもなくハイレベルでした(興味ある方は検索してみて下さい)。

もし、イシノヒカル有馬記念後故障なければ、タイテエム天皇賞を勝てず無冠の貴公子のまま終わり、タニノチカラも彼の末脚に怯えたでしょう。
(どちらも同世代、花の47年組)

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私はイシノヒカルを思い出すと、同時に、元ボクシング世界王者大場政夫を思い出してしまうのです。
あの有馬記念から年をまたいで二週間後に、大場政夫の最期の試合がありました。あの大逆転劇は忘れられない。
それから間もなくの交通事故...。

時代背景だけでない。

貧しかった生い立ちから「両親のために家を建てたい」と、世界チャンプにまで上りつめた大場政夫。

当時、日高、浦河、静内に比べると、馬産地としては地味で垢抜けないイメージだった門別は荒木牧場で生まれたイシノヒカル。偉大なるリボーの直子とはいえ不詳の息子だったマロットを父に持ち、三流四流の牝馬だったキヨツバメを母に持つ。

私の印象では、大場政夫もイシノヒカルも、都会的なスマートさに欠け、不器用だが何をしでかすか分からない田舎の純朴な青年なのだ。

1972年末~1973初頭にかけての同じ時代。大場政夫とイシノヒカルは、我々ファンに圧倒的な残像を残したまま、その活躍の舞台から消えたのです。
これから全盛期を迎えようとしていたのに、、まさに幻的存在。
(イシノヒカルは故障後、一度だけ復帰しましたが、あれは抜け殻)

私にとってイシノヒカルとは、アカネテンリュウ去ったあとの、競馬界のマイヒーローでありました。

ちなみに、あの菊花賞有馬記念で跨った増沢末夫は「自分が乗った中では一番強かった」と語っています。
ハイセイコーを差し置いてですよ。

イシノヒカルの最期は、腸捻転だったかな? そうとう苦しんだらしく、安楽死処分となったそうです。
その時、イシノヒカルは本当に寂しそうな目で何かを訴えていた。と、何かの本で読んだことが忘れられません。

イシノヒカルという幻の最強馬は、もっと語られるべきですね。

あいつは強かった。

画像は沢木耕太郎の『敗れざる者たち』ですが、その中に「イシノヒカル、おまえは走った!」という短編がありますので競馬ファンにオススメ。

次回の幻の最強馬列伝はマルゼンスキーになるのかな?

喫茶店

ここでの画像は「カフェ・VELOCE」にて、ウォーキング帰りに一休さんした時のものです。

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昭和から平成の過渡期でしょうか?
茶店?カフェ?(違いがよく分からない)の雰囲気が変わってきたような?
カフェのイメージはチェーン店や大規模な店舗。喫茶店は店舗付き住宅などの小規模経営や個人経営。

でも、私が好きだったのは、雑居ビルの地下等にありそうなダークな雰囲気の喫茶店
昭和には多くありました。
現代チェーン形態のシャレたカフェと違い、不良の溜まり場のイメージもあって人種も違いましたね。

なぜか私は、健康的で明るくシャレたカフェより、怪しげな場所に、怪しげな人々が集う暗い喫茶店の方が落ち着ける。隠者みたいな性格?

茶店=喫煙というイメージもあり、私が初めてタバコを吸ったのも、そんな喫茶店でした。
川口駅近く、産業道路沿いの怪しげな雑居ビルにそこはありました。
ハイライトだったと思います。当時は150円だったか、170円だったか忘れましたが、最初の一本を吸った時の不快感は忘れません。
(これは、おれには無理だな...)
そして、残りの19本を残したまま店を出てしまいました。

その後、私はニコチン中毒になり、暗い喫茶店に寄っては、コーヒーにナポリタンで一服するのが楽しみになっていったのです。
そこでは、東スポで競馬やプロレスの記事を、筒井康隆等の文庫本を読んだりしていた。
本棚にはゴルゴ13や花の応援団のコミック漫画が置いてありましたね。

周囲は私と同じような怪しげな人ばかり(笑)。

この人働いてるのか?冴えない顔してんな。
こいつ、極道者じゃねーか?
この人、いつも寝てるな?息してんのかな?
こいつらヤンキーだな?
派手な化粧した女だな...。
このオジサン、エロ本ばかり読んでるな。

そんなのばっか。
(勿論、印象です。実際は違う)

でも、そんな空間には東スポがよく似合ったのです。

「カッパ発見!」
プレスリーは生きていた!」

そんなトンデモ見出しが、一面を飾っていた。あれはバカバカしくて楽しませてくれました。

一番よく通った喫茶店は、お茶の水にあった、名曲喫茶「丘」だったかな?
学生時代、休講の合間とか友人数人でよく屯したものです。
そう言えば、お茶の水の丘は「学生街の喫茶店」(ガロ) のモデルではないか?との噂もあり、SNSで話題になったところ、かつて(昭和)そこで働いていたという人が出てきて言いました。

「あそこはクラシック音楽を聴かせる喫茶店で、ボブ・ディランはかかりません...」

茶店には若い頃よく通ったなぁ。

30を過ぎた頃から喫茶店にはあまり行かなくなりましたね。
スタバにしろ、ドトールにしろ、ああいう空間は機能的過ぎて落ち着けないのです。
ところが血糖値が高くなり、ウォーキングするようになると、その疲れを癒すため、最近は頻繁に寄ります。
その分、酒場行きが減った(笑)。

今回のブログ更新はネタがないので(というより頭が回らない)、取り留めのないことを徒然と。

次回(今週末か 来週末)は、幻の最強馬列伝イシノヒカル編で更新予定。

莫迦は実在する。

私は一瞬自分の目を疑った。
うしろの百太郎がそこにいたからだ。

奴はこのコロナ禍にも関わらず、平気で顔を寄せ大声で唾を飛ばしながら話しかける。下卑た笑いを浮かべ、相手の耳近く肩に顔を乗せる勢いで低俗なことをまくしたてる。その姿は背後霊?うしろの百太郎?
私はそれを見てゾッとすると共に、吐き気を催した。気持ち悪い。。。

奴はいつかコロナを撒き散らすのではないか?と、私は奴の半径1m以内には極力近寄らないようにしている。
寄らば、Get The Fuck Out! である。

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莫迦で済ませるレベルではない。
関西の人が一種の愛情表現として使う「アホやなぁ~」的なバカではなく、周囲に不快感を振りまく真正の莫迦なのだ。迷惑のレベルではなく、実害をもたらすヴァカ!犯罪的莫迦

奴は会社や他人の悪口ばかり言っている。知能が低いので、自分の方が周囲に迷惑掛けていることに気付いていない。自覚のない莫迦は社会悪である。

自分より立場が弱い者に向かって「(会社)辞めろよ~」と言ったらしい。ただ単に、自分が気に入らないからだ。
こんなことも言っていた。
「他人の足を引っ張るやつは、どんどんクビにすりゃいい。へへへ...」

アンタがクビになれよ。ヴァカ!

奴は頭が悪く教養の欠片もないので、低俗なことばかり話題にする。
いつもスマホyoutubeを見ながら一人で声をあげて笑っている。一人で喋っているところも度々目撃した。
これって、スマホ電話のスピーカー機能なんですかね? 一人喋りしている時に、相手の声も聞こえないし手にスマホを持っていないこともあった。薄気味悪い。オカルトマン決定!

奴は本も読まない(読めない)低知能のくせに、たまに能書きを垂れる。大半がネットのジャンクニュース等で仕入れたネタだ。聞いていてこっちが恥ずかしくなるような俗悪で幼稚なことばかり。何も勉強してこなかった人生。

莫迦(ヴァカ)は実在するのだ。

奴はモノを知らない莫迦ではあるが、狡さだけは頭がまわる。
誰かが旅行へ行って土産に菓子を買ってくる。「皆さんに...」と、人数分の菓子を置いておくと、奴は一人で数個持って行ってしまう。食べられない者が数人出る。莫迦のせいだ。

奴は莫迦であり、全てに性根が腐っているのである。

よくいるでしょ?
権利ばかり主張して、責任を負おうとしないバカタレが。

奴の内面は手の施しようがない。
そして、外面も汚い。
無精髭を生やし、あまり、風呂にも入らないのでは?と、想像出来る。
その不潔で不衛生さ故か? 全身が痒く皮膚科に通っているらしい。

手足、首、胸部、腹部、背中、あちこちボリボリ掻く。ズボンの中に手を突っ込み、股間や臀部も掻いている。
その度に奴の生身の粉塵が飛び散り、甚大な被害を被ることも想定出来る。

どうでもいいけどさ(良くない!)、コロナが流行っているのに、他人の顔近くで下らないことを大声で喋るな!
常識ないのか? ヴァカ!

私は心の中で、こいつを「コロナの百太郎」と呼んでいる。

莫迦は実在する

幻馬伝「幻の最強馬列伝 ①タニノムーティエ」

以前『名馬 Memories』にて、王者編、怪物編、天才編、アイドル編を書きましたが、今回(から)も懲りずに独断と偏見による「幻の最強馬」のことを書いてみようと思います。
記録、データ等を基にしているわけでなく、あくまで私の主観、印象になりますので悪しからず。

幻の最強馬?
よく競馬ファンの間で議論される「幻のダービー馬、三冠馬 等々...」の類ですね。つまり、“ もし○○○ならば、あの馬は○○○だ” という、タラレバで語られる馬のことです。

昭和のシンボルルドルフ、平成のディープインパクト等は、偉大なる記録を残し、当時のファン、後世のファンに称賛されますが、それ以上熱く語られることは少ない?
それは彼らが、その有り余る才能を最大限に発揮して記録という事実を残したから。功成り名を遂げた名馬のストーリーは完結しており、想像力の介在する余地がないからだと思う。

ところが、競馬史の中には、とてつもない才能を感じさせながらも、故障等の様々な理由によってターフを去らざるを得なかった馬が度々出てきます。
事実(記録等)を残し無事に去った名馬と違い、彼らは実現されなかった可能性を置いて去っていったのです。
ファンはその「可能性」に想像力を掻き立てられ幻想を抱くのです。

ファンは、S・マックイーンや、P・ニューマンより、J・ディーンの方に幻想を抱き熱く語りますからね?
ん! 例えが悪かったかな?
(私はS・マックイーンが一番好き)


幻の、、そう、幻想を抱かせる馬は?

「初出走以来10戦10勝、目指すダービーに勝って忽然と死んでいったが、あれはダービーに勝つために生まれてきた幻の馬だ」

作家吉屋信子さんが、毎日新聞に寄稿したトキノミノルへの追悼文はあまりにも有名です。
幻の馬という形容はこの馬から始まったのかもしれません? 小学生だった頃、この追悼文を初めて読んだ時は想像力をかき立てられましたね。
あの当時のファンは、史上最強馬といえば、クリフジ、シンザンタケシバオー、そして、トキノミノルの名を挙げる人が多かったんじゃないかな?

さすがに私も、トキノミノルをリアルタイムでは観ていない。
私が生まれる7年前に、ダービー馬となり忽然と死んでいった大昔の名馬。

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では、私の知る幻想を抱かせる馬は?

何度も述べていますが、私が競馬に興味を持ち始めたのは1969年辺りから。
当時私は小学5年生であったと思いますが、最初に好きになった馬は、菊花賞を豪快に勝ったアカネテンリュウ
その一つ下の世代に、アローエクスプレスという関東の人気馬がいた。
デビュー以来6連勝。私はこの馬の快速ぶりにも夢を持った。
当時、アカネテンリュウの次に好きだったのがアローエクスプレスでした。
ところが、関西から不気味な馬が東上してくる。憎きタニノムーティエ
この東西最強馬同士の、AT対決は長くなるので触れませんが、結果としてタニノムーティエは、東上後、弥生賞スプリングSを連勝し、皐月賞日本ダービーの2冠に輝く。

タニノムーティエこそ、私が幻の最強馬と感じた最初の一頭。

2冠に輝いたのだから、幻の...という形容はどうかと思いますが、後の2冠馬ヒカルイマイカブラヤオーミホノブルボンのような派手さはないが、きっちり勝つ。奥の深さは前記3頭よりあるように感じました。(トウカイテイオーは、また別)

戦績を調べると異常に過酷なローテ。
それが影響したかどうか?は、分かりませんが、 ダービー勝利後、夏を無事に越すことは出来ませんでした。
喘鳴症(喉なり)。そして菊花賞
結果は11着と惨敗ですが、淀の3000完走するのさえ危ぶまれていたタニノムーティエが、第4コーナーで一瞬上がっていった時の地鳴りのような大歓声。

あれは、涙なしには語れません。

あのような状態で、ファンもそれを知っていたのに、彼の単勝馬券はそこそこ売れていた。それは、ファンの彼への餞別代わりだったのでしょう。

もし、タニノムーティエ喘鳴症にならず、無事に夏を越していたならば?
シンザンに並ぶ5冠馬となっていたかもしれません...。
弟のタニノチカラの活躍を見ても、彼の奥の深さも相当だったはず。
私はチカラよりムーティエの方を評価しています。幻の5冠馬決定(笑)♪

タニノムーティエの翌年、ヒカルイマイという馬が春の2冠に輝きます。
この馬のダービーでの伝説の追い込みは痺れましたが、弱点もあり、タニノムーティエほどの奥深さは感じませんでした。魅力はありましたけどね。

そして、いよいよ、花の47年組。
あの馬がやってきます。

次回幻の最強馬列伝イシノヒカル

尚、次回(来週?)更新は別ネタです。

孤酒考。

夜だ!
一人酒を飲んでいると(晩酌)、たまに変な人になってしまうことがあった。
現在はそんなことはないので、過去形になるのだが、絶対他人には見せられない素の自分の姿がそこにはあった。
世間ではそれを酔っ払いという。

勿論、40を過ぎればそんな元気はなく、静かに飲んでいるのだが、30代までの若い?頃は酷いものだった。
酔った勢いで、唄う! 踊る! チャンスに打てないジャイアンツの選手や、つまらないことを言う芸能人や文化人に暴言を吐く。寅さん等の喜劇を観ては大声で笑い、お涙頂戴的な映画やドラマで簡単にすぐ泣く。そりゃあ、、賑やかですよ、実際。

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そんなみっともない自分は、家族、友人、知人の前では絶対に晒さない。
当たり前だ! あんなもん見られたら、恥ずかしくて外を歩けなくなる。

以前このブログでも書きましたが、私は異常に理性が強い。
人前での私は、めったに感情をあらわにすることはない。
他人の領域に踏み込むことはないし、逆に踏み込まれるのも嫌だ。
私はモスラのように頑丈な殻を持っているのです。
しかし、一人で酒を飲んでいると(他人の目に触れない場)、その殻をバリバリ破る。まさにモスラと化す。

孤酒で変な人になってしまうのは、外で自分を抑えている反動なのかな?
内弁慶? 違うな、、孤弁慶。
でも、酔って他人に絡む酒は最低だと思うので、孤酒一人変人状態の方がずっといいですね。
こんな私だって、他人と飲んで変人(酔っ払い)になりそうな時も稀にある。

( あ、、いつもより口数が多くなってるぞ...。危険信号だ!)

そうなると「お開きにしようか?」と、周囲を促し、撤収しそうな雰囲気にない場合は何か口実をつけて帰る。
そういう点は潔癖症なんですね。

中島らも『今夜すべてのバーで』
吾妻ひでお『アル中病棟』

どちらかだと思うが “自分自身と向き合う酒が一番依存症になりやすい” との一文がありました。
中島らも吾妻ひでお 両氏とも、酒でとんでもないことになりましたからね。らもさんなんか、酔って階段から転落死という見事な最期。
飲んで脳ミソは騙せても、内蔵、、身体は悲鳴を上げます。
否、過度の飲酒は精神にも異常をきたします。合法ドラッグなのです。

「酒の愉しみは一人酒にある」

日頃私はそう言いますが、本音だろうか? 宴会等のうるせえのが嫌いなのは間違いないが、飲み相手がいない強がりかもしれませんね。
やはり、気心の知れた人、2~3人で飲むのが一番楽しい。

あ、、最初の方で、孤晩酌だと唄ったり、踊ったり、暴言吐いたり、泣いたり笑ったり。
独り酒乱状態みたいに書きましたが、それはブログ用でわざと大袈裟にしたのであって変な想像はしないで下さいよ。あれじゃバカですよね?
でも、真夏の暑い時期に、生ビール&枝豆、全裸一人ナイター中継観戦をしたことはあります(笑)。

他人目がなければ、誰もが身に覚えのある普通のことですよ(笑)。


今回のブログ更新はネタがないので、取りとめのないことをつれづれと。
失礼しました。

来週の更新は、また競馬ネタ。
幻馬伝「幻の最強馬列伝」予定。

幻馬伝「走る抒情詩ブエナビスタ」

「絶景かな~! 絶景かな~!」

天下御免の大泥棒!
義賊・石川五右衛門は、満開に咲き誇る桜を前に、そう見栄を切った。

絶景...。
ブエナビスタのことだな。

あれから10年以上も経つのか?
2011有馬記念
彼女の引退レースとなったが、新たなヒーロー、オルフェーヴルの快走とは対象的に、思うような走りができなかった。いつものキレがない。

レース前の集会所でのことだ。
他の馬は輪乗りをしているのに、彼女は一頭だけ立ち止まり遠くをジッと眺めていたという。

ブエナビスタは、今日がラストランになることを知っていたのだろうか?

レース後、彼女は悔し涙を流したという噂が、まことしやかに流れた。

引退式。

その記念撮影で、彼女はずっと静かにスタンドのファンを見ていたという。
何を思って眺めていたのだろうか?

「絶景かなぁ~! 絶景かなぁ~!」

桜を前に見栄を切った、石川五右衛門に通じるものを感じるのです。
ブエナビスタにとっては、ファンの姿こそ絶景なのだろう。
まぁ実際、馬はそんなこと考えないだろうが、そう思うようにしています。

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ブエナビスタには不運の影がつきまとう。

2010年ジャパンCで、スミヨン騎手を背に一着入線。完勝のように見えた。
しかし、長い審議の末、二着降着
進路妨害?とのことだ。
前年の秋華賞に続き、G1レース二度の降着は前例がない。
この時、ブエナビスタはレース終了後も、しばらく引き運動をしていたが、時折立ち止まり周囲を眺めていた。
「勝ったのが分かってたんや...」
と、松田博資調教師が言った。

ブエナビスタが「走る抒情詩」たる所以は、時折立ち止まり周囲を見まわす立ち姿にある。あれは美しい。

ブエナビスタの不運はそれだけではない。
引退して母となり、キングカメハメハとの間に受胎した初子を流産。
G1阪神ジュベナイルフィリーズを制し、ブエナの後継馬たる、妹ジョワドヴィーヴルが、調教中の事故がもとで予後不良となる。

そう言えば、ブエナビスタジョワドヴィーヴルの母であるビワハイジが、先日29才の老衰?大往生を遂げましたね。偉大なる母でした。
私はこのことが頭にあったので、今回のブログ更新はブエナビスタについて書こうと思ったのです。
謂わばビワハイジへの追悼ですね。
母となったブエナビスタ、今のところ目立った産駒は出していませんが、ビワハイジのように大物をいつか...。


「歴代で一番好きだった牝馬は?」

そう問われれば、私は躊躇なくブエナビスタ!と、即答するでしょうね。

ブエナビスタは小柄で、ウオッカのように見栄えのする馬ではなかったけど、なぜか心に残る。
それは、彼女の気性が素直で常に全力で走っていることに起因する。
その点では、同じく私が大好きだったゴールドシップとは対照的(笑)。

彼女の走りには「競争馬は何のために走るのか?」という、競馬ファン永遠のテーマを考えさせる何かがある。

伝説の新馬戦
2010年天皇賞
2011ジャパンC
(前年降着の雪辱を果たす)

あの疾風のような末脚は、驚くほどカッコ良かった。
私の中では、ウオッカダイワスカーレットジェンティルドンナ、アーモンドアイ等を抑えて、史上最強牝馬とは言わないが、史上最高牝馬と決めつけています。

ミス・ファンタスティックホース。

走る抒情詩ブエナビスタ

彼女の走りは絶景なのです。

散歩の達人

新越谷駅構内にある書店にて。
私はオシッコがしたくなり、そそくさとトイレに向かう。

チャックを下ろす。
股引、パンツ、、ゴソゴソとアレを取り出そうとするのだが中々出てこない。時間がかかる。

イライライライラ💢
面倒くせーな!

この時期は寒いということもあるが、私は股引等をよく重ね穿きする。
糖尿病になってから激痩せし、特に下半身の貧弱さが顕になるからだ。
少しでもガッチリ見せたいという無駄な抵抗ではあるのだが...。

野球や陸上をやっていたせいか?
若い頃は大腿部、臀部が発達していた。上半身に比較して下半身が発達し過ぎていたのでGパンが似合わない。
郷ひろみのような、シュッとした細く長い脚に憧れていたのだが、野球選手のような体型でNOWくない(笑)。

それが逆になってしまったようだ。
郷ひろみのようにならいいのだが、笠智衆さんのようにヨロヨロ頼りなく。

否、下半身だけではない。
鏡の前で深呼吸すると、そこに映るのは、G馬場さんの肋骨状態。。。

この一年半、徹底的に節制している。
食生活をがらっと変え、好きなお酒も週末、休日以外は一滴も飲まない。
飲んでも無糖焼酎限定で、日本酒、麦酒は外飲みの時(少量)だけですね。
(たまに、感情バーストして、掟破りしてしまうことあり)

食生活だけではないですね。
この歳になれば筋肉より柔軟性が大切です?筋トレはスクワット程度、ストレッチほぼ毎日欠かさずやってます。

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有酸素運動をしよう!

レーニングジムに通っている高齢者をよく見ますが、そこに通うということが自分に課する、、義務のようになってしまい、又、ああいう所には色々な人間が集まりますからね。

「器具を独占しているやつがいる...」等の人間関係の不満もあるとか?
そんな様々なストレスがあるようですね。それに、高齢者は筋トレより有酸素運動ですよ。

散歩でいいじゃないですか。
人間の身体って、歩く、走るが基本なんじゃないかな?

屋内で汗を流すジム通いより、お金も掛からない散歩の方がずっと健康的でメンタルにもいいと思うのです。

糖尿病になってから、ウォーキングに嵌っています。
散歩~ウォーキング~ジョギングへと。
これは、ランニングまでいけるかな?とも思いましたが、そんな向上心は無理を生じ長続きしないので、又、ウォーキングに戻しています。

ウォーキングは気持ち良いですよ。

風景を見たり自然の音を聞いたり、また太陽の光を浴びることで脳がリラックスできて考え事にも集中できます。インドアにそれはない。

私の血糖値が劇的?に改善されたのは、食生活もありますが、ウォーキング効果もかなりあると感じるのです。

散歩(ウォーキング)途上でコンビニに寄り栄養補給。
公園でストレッチをしたら、折返しの散歩に戻る。
終えたら本屋に寄って、最後にカフェでそれを読むという優雅さ。

コロナ騒動が終わったならば、都内の懐かしい場所を色々散策したい。

私は「散歩の達人」を目指したい。


話は逸れますが・・・。

散歩をしていて感じるのは、外を歩いているのはお年寄りばかりですね?
子どもはインドア派ばかりなのかな?
走り回っている子どもは滅びた。

私が子どもの頃なんて、大勢で走り回るのは勿論、大木やブロック塀等の高い所から飛び降りたり、まるで鼠小僧次郎吉のようでした。

私なんか、自転車で路地から飛び出して、車に数メートル跳ね飛ばされると、中におっかなそうなオジサンが見えたので、慌てて自転車でピュウ~っと逃げたことありますからね。
死ななくて良かった(笑)。
ガキはネコのように身軽なので、あれだけ飛ばされてもケガなし。

その後。
車に轢かれたことは誰にもばれず現在に至っています(笑)。

今考えると、恐ろしいことです。
とんでもないガキでしたね。