オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

人生は競馬の比喩である。天皇賞(春)

今週は天皇賞(春)京都競馬場で行われます。


天皇賞春といえば名優メジロマックイーンを思い出します。
この馬には、競馬の、血のロマンが詰まっている。
半世紀も競馬を観てきた私だが、メジロマックイーン天皇賞制覇は本当に感慨深いものがありました。

メジロアサマ
メジロティターン
メジロマックイーン

父から子、そして孫へ。
父子3代天皇賞制覇を、全てリアルタイムで観てきたことは自慢してもいいだろう? 若い競馬ファンに羨ましがられることもしばしば。

メジロマックイーンの血は、オルフェーヴルゴールドシップの母の父、つまりブルードメアサイアーとして、今でも脈々と受け継がれている。
これをロマンと言わずしてなんというのだろうか?


詩人 寺山修司は言いました。

必ずしも競馬は人生の比喩とは思っていない。その逆に

《人生が競馬の比喩である》

と思っているのである。



ファンは無自覚のうちに、競馬を通して自分の人生の追体験しているのかもしれない。
寺山修司の「人生は競馬の比喩である」という言葉の意味を理解するのは難しい。競馬歴の長い私でさえ未だ解釈が定まらない。
寺山特有の言葉遊びの可能性は高い。

だが、、長く競馬を観てきたものだけが、歴代の名馬に感情移入してきたものだけが見えるものがある。
ファンタジーかもしれないが、人生の方が競馬の比喩なのである。
説明は難しいが、想像の彼方でそう理解している。

さて、この春のステイヤー最強は?
春の天皇賞を制するのは?

どんな、ドラマが生まれるか...