オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

喫茶店

ここでの画像は「カフェ・VELOCE」にて、ウォーキング帰りに一休さんした時のものです。

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昭和から平成の過渡期でしょうか?
茶店?カフェ?(違いがよく分からない)の雰囲気が変わってきたような?
カフェのイメージはチェーン店や大規模な店舗。喫茶店は店舗付き住宅などの小規模経営や個人経営。

でも、私が好きだったのは、雑居ビルの地下等にありそうなダークな雰囲気の喫茶店
昭和には多くありました。
現代チェーン形態のシャレたカフェと違い、不良の溜まり場のイメージもあって人種も違いましたね。

なぜか私は、健康的で明るくシャレたカフェより、怪しげな場所に、怪しげな人々が集う暗い喫茶店の方が落ち着ける。隠者みたいな性格?

茶店=喫煙というイメージもあり、私が初めてタバコを吸ったのも、そんな喫茶店でした。
川口駅近く、産業道路沿いの怪しげな雑居ビルにそこはありました。
ハイライトだったと思います。当時は150円だったか、170円だったか忘れましたが、最初の一本を吸った時の不快感は忘れません。
(これは、おれには無理だな...)
そして、残りの19本を残したまま店を出てしまいました。

その後、私はニコチン中毒になり、暗い喫茶店に寄っては、コーヒーにナポリタンで一服するのが楽しみになっていったのです。
そこでは、東スポで競馬やプロレスの記事を、筒井康隆等の文庫本を読んだりしていた。
本棚にはゴルゴ13や花の応援団のコミック漫画が置いてありましたね。

周囲は私と同じような怪しげな人ばかり(笑)。

この人働いてるのか?冴えない顔してんな。
こいつ、極道者じゃねーか?
この人、いつも寝てるな?息してんのかな?
こいつらヤンキーだな?
派手な化粧した女だな...。
このオジサン、エロ本ばかり読んでるな。

そんなのばっか。
(勿論、印象です。実際は違う)

でも、そんな空間には東スポがよく似合ったのです。

「カッパ発見!」
プレスリーは生きていた!」

そんなトンデモ見出しが、一面を飾っていた。あれはバカバカしくて楽しませてくれました。

一番よく通った喫茶店は、お茶の水にあった、名曲喫茶「丘」だったかな?
学生時代、休講の合間とか友人数人でよく屯したものです。
そう言えば、お茶の水の丘は「学生街の喫茶店」(ガロ) のモデルではないか?との噂もあり、SNSで話題になったところ、かつて(昭和)そこで働いていたという人が出てきて言いました。

「あそこはクラシック音楽を聴かせる喫茶店で、ボブ・ディランはかかりません...」

茶店には若い頃よく通ったなぁ。

30を過ぎた頃から喫茶店にはあまり行かなくなりましたね。
スタバにしろ、ドトールにしろ、ああいう空間は機能的過ぎて落ち着けないのです。
ところが血糖値が高くなり、ウォーキングするようになると、その疲れを癒すため、最近は頻繁に寄ります。
その分、酒場行きが減った(笑)。

今回のブログ更新はネタがないので(というより頭が回らない)、取り留めのないことを徒然と。

次回(今週末か 来週末)は、幻の最強馬列伝イシノヒカル編で更新予定。