オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

こんな夢を見た(Selection)五本立て

夢は見ても記憶になかったり、その時は覚えていても忘れてしまったり。
最近、あまりインパクトある夢を見ていない(記憶ない)ので、今回は過去に見た中から印象に残るもの五本立て。


Selection① 数学の時間。

次の授業は数学の時間である。
どうやら宿題を忘れたようで、教科書も持って来なかった。
数学担当教師は眉間に筋を立てて怒ることで有名だ。面倒くさいと思ったおれは “ふけちまえ” と思い、教室から目立たぬよう姿を消すと校門を出た。
校門前の文房具店を覗いてみると、焼き鳥とか煮込みの大鍋が見えたので、飲んで行こうとするのだが、財布を教室に忘れてきたらしい。
「Kさん、ツケでいいから飲んでいきなよ!」と、マスターの梅宮辰夫が言うので、ホッケだかヒラメだか、焼き魚を4~5皿頼んだ。
すると、隣の席に数学教師?(黒い影だからはっきりせず)が飲んでいるので、ダッシュで逃げた。
駅に着くと、間違って東北新幹線に乗ってしまったようで焦る。


Selection② ナターシャ

深夜帰って来ると、誰もいないはずの部屋に明りがついている。
中に入ると、ロシア女?ナターシャがご飯を食べている。
「勝手に人の家に上がるな!」と言ったら、彼女は立ち上がり怒りの形相でおれの首を締めようとする。
おれより10cm以上はでかいので「ギブアップ!」と叫びながら逃げた。追ってくるので「デブ!」と捨て台詞を残し部屋を飛び出した。
ナターシャが恐くて部屋に入れない。
おれの家なのに悔しい・・・。
(ナターシャ夢は同じパターン、色々なバージョンでよく見ます)


Selection③ ドラッグクイーン

どこか異様に暗くて狭い銭湯?に、おれは友人?(誰だか不明)といた。
オシッコがしたくなったので、あちこちトイレを探し回る。
そこでいきなり場面転換?
着替えようとすると、おれの服が一枚もない。困った、困った...。
すると大竹しのぶがやってきて言う。
「これを着て行きなよ! 裸よりマシでしょ?」
着替えると、カラフルでド派手なドラッグクイーンにされていた。
そのまま銭湯?から出ると、会社の連中が数人歩いてきたので隠れた。
街を歩いていても、あまり注目を浴びず、他人は自分が思うほど気にはしないのだな...と、安心する。


Selection④ キューポラ

鋳物廃工場がある。
子どもの頃に住んでいた、懐かしいあの場所だ(構内地に我が家はあった)。
そのキューポラ煙突から作業着姿の父が出てきた。煙突から父は飛び立ち、
しばらく周囲を旋回すると遥か彼方へ消えてしまった。今でも工場を守っているのか?と思うと切なくなった。
元我が家には知らない家族がいるようで、ピンポンダッシュして逃げた。


Selection⑤ 歯

かつてビール瓶の栓をも抜いた、おれの頑丈な歯が抜けた。
なんか、不気味な抜け方だったので、抜けあとに触れてみると、もう一本抜けた。次々とそれは律動的に不変速に抜けてゆく。かなり気持ち悪い。
その異様でグロテスクで我慢ならない連鎖を食い止めるべくうがいをする。
抜けた歯は口の中で粉状に砕け、最後には粒粒が混じった歯磨き粉のようになった。地獄だ!


以上のような夢は、色々パターンを変えてよく見ますね。
夢は文学や漫画、映画より面白い。