このブログを書くに当たって、マルゼンスキーの動画をあらためて観ましたが、やはり圧倒的にスゴい。
オールドファンにとって幻の最強馬といえば、カブラヤオー、テスコガビー、そしてマルゼンスキーが真っ先に思い浮かぶと思うが、前記2頭はダービー、オークスで真の実力を見せつけたのに対し、マルゼンスキーは実力の片鱗をチラッと見せただけでターフを去った。それでもあの強さ。
そういう意味ではマルゼンスキーこそ幻の史上最強馬? 最も幻想を抱かせる馬なのかもしれませんね。
マルゼンスキーってマイラーじゃないの?という声が一部にありました。
でも、父ニジンスキー 母シル、その血統背景からそんなことはないですね。
自身の産駒にもサクラチヨノオー、レオダーバン、ホリスキーがおり、母の父、つまりブルードメアサイアーとしても、スペシャルウィーク、ライスシャワー、メジロブライト等を出しています。全距離適正のエイリアン?
前回、前々回の「幻の最強馬」で、タニノムーティエ、イシノヒカルについて書きましたが、この両馬にしても菊花賞まで走っている。平成のサイレンススズカにしてもその実力の全貌は見せつけたと思うのだ。
しかし、マルゼンスキーは本当に分からない。どこまで強かったのか?
資料が少なすぎる。
本当に強い馬とは?
規格外のスピード、その絶対値の違いからスタートと同時に先頭に立ち、そのまま後続に何もさせず逃げ切る。
マルゼンスキーは強い馬と走っていない? 否々、特A級ではないがヒシスピードは強かったし、後の菊花賞馬プレストウコウも子供扱いしています。
どうしても、あの1977有馬記念に出走していたら?そんな幻のドリームマッチのことを幻想してしまいますよね?
それについては「どちらも傷付かず実現しなくて良かった」と、以前書いているのでここでは深く触れません。
私はTTのプレッシャーに耐えられず、マルゼンスキーは負ける!と思っている(TTの方が好きだから...)のですが、マルゼンスキー推しの人の中には、あの毎日王冠でサイレンススズカがエルコンドルパサー以下を完封したようなレースになる。という人も少なくはありません。
後年にシービーvsルドルフ、テイオーvsマックイーン、アーモンドアイvsコントレイルvsデアリングタクト等々、いくつかのドリームマッチが実現しましたが、1977有馬でTTGvsマルゼンスキーが実現していたら?
これぞ、幻のドリームマッチ!
おかしな例えになりますが。
それこそ、アリvsタイソン、千代の富士vs白鵬、アンドレvsヒクソン、カレリンvsヒョードル、ゴジラvsウルトラマン、月光仮面vs仮面ライダーになってしまいます(笑)。
ところで、あの頃、この馬の馬名を聞く(読む)と、あるCMが頭を過ぎりました。小川ローザの「オーモーレツ!」
丸善石油とは関係ないですけどね。
覚えている人いるでしょ(笑)。
マルゼンスキー以降の幻の最強馬?
サイレンススズカ、フジキセキ、アグネスタキオンあたりになるのかな?
サイレンススズカのことは書いたので、いずれ? フジキセキ、タキオンのことも書くかもしれない。
本当はもっと無名の馬の方が、幻の~に相応しいですけどね。