オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

老害の独り言

女子高生を中心とした、若い女性の言葉遣いで気になるものがあります。

「ムカつく!」
「キモい!」

これ、私のようなオッサン世代にとっては、かなりドキッとする言葉ではないだろうか? 面と向かって言われたら立ち直れないかもしれない(笑)。
まぁ、この言葉は10年以上前からやたら聞くようになり、若い女性だけではなく、若い男からもよく聞きます。俗に言う “ワカモノコトバ” なのかもしれませんね。

でも、私の頭が古いのかもしれないが、ムカつくって、、女の子のつかう言葉ではないなぁ...って気がします。
う~む・・《女の子のつかう言葉じゃない!》って決めること自体、女性蔑視と見られかねない時代で、それこそ「ムカつく!」って言われるのかもしれませんね?


現代社会は男女平等の権利を持ち、対等に生きていこうという時代。
それなのに現実は、そのことに不満、気付かぬふりをする男は少なくない。社会的に不平等は山ほどあり、古い価値観はくっきり残っており、束縛もされる女性たちが「ムカつく」気持ちも分からないわけではない。

しかし...
「男らしさ」「女らしさ」の概念までも否定していいのだろうか?
男女平等と、○○らしさは、別々に考えることは出来ないものだろうか?
“○○らしさ” という旧来の考え方が、その人の性を超えた個性を抑圧、束縛するということは分かっているのだが、合点のいかないものが残るのです。



もうひとつ、若い女性の特徴的で気になる言葉遣い。(稀に若い男もつかう)

「・・・ていうか」
「・・・だし」
「・・・みたいな」
「・・・とか」

「○○○が食べたい」といわず、「○○○とか食べたいし」とやる語法。「いいえ、ちがいます!」と明確に否定せず「ていうか...」とやる、意味ぼかし言葉である。

気になるんだよなぁ~


まぁ、言葉遣いは時代と共に変わっていくのは歴史が証明しているのですが...。


現代社会。
流行語だけでなく、時代のトレンドは女子高生を中心とした若い女性たちから生み出されているのは間違いありませんね。
そんなトレンドに、若い女性たちに媚びるような風潮さえあるように感じます。マスコミ関係の大人が、それを囃し立て過大に取り上げるのはどうしたことだろうか?
海外からも失笑・苦笑されているという、
「かわいい~♡」
「おしゃれぇ~♡」
という《頭の悪そうな言葉》を連発する文化。なんとも...


でも、彼女たちはそんなにバカじゃないことは分かっています。流行り言葉は仲間内限定であることが多いと思う。案外、場をわきまえていると思うのです。


主観ですが。
マスコミにのせられ、女子高生たちが生み出した流行に、時代に乗り遅れまいと、必死に勉強をしているオジさんたち。そうして「ワカモノブンカ」に理解ある風を装う姿はとてつもなくみっともなく恥ずかしい。

それこそ、若い女性たちは。
「こいつ、キモい...」
と、内心思っているに違いない。


以上。
老害の独り言でした。