オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

2020-01-01から1年間の記事一覧

オグリコールの夜、怪人二十面相に出会った。

1990年12月23日、第35回有馬記念。オグリキャップ、復活のラストラン!その後のオグリコール。その日の夜、私は怪人二十面相に出会った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今更、オグリキャップの物語について、ここで事細かく説明、振り返る必要はない…

大宮の夜は更ける。星降る街角

https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/12/19/011546前回の「大宮の夜は更ける。カニクリームコロッケの誘惑」からの続き。 青江三奈と牧伸二のバカっぱなしはまだまだ続いている。 ご馳走になったオムレツの味はまぁまぁだった。さっき食べたカニクリ…

大宮の夜は更ける。カニクリームコロッケの誘惑

20代後半の初夏だったと記憶します。 恐る恐る、、私はその酒場?のドアを開けると、そっと中を覗いた。 ドア鐘がカランコロンと鳴る。 「いらっしゃいませェ~~!」そこには青江三奈がいた。 私はほろ酔い状態だった。 出生地である大宮で、一日の外回り仕事…

健康診断

おれは長生き出来ねェな...。今年、何年ぶりだろう? 10年近く経っているんじゃないだろうか?健康診断を受けた。 シャレにならない。糖尿病予備軍。 否、完全に...、否々よそう。 ちょっとまずい数値(具体的には言いたくない)をはじき出した。 こりゃ、死ぬ…

徒然なるままに...

「悪を懲らしての家族愛」 あるいは、それに類するもの。偽善の匂いがプンプンする。 文学、音楽、映画、スポーツ等の文化だけでなく、様々な分野、世間一般普段の生活中にも見られます。 感動の押し売りが大嫌いです。唾棄したいほど嫌悪感を持っているのに…

さらば! アーモンドアイ

アーモンドアイは、あまり好きではなかった。 正直、彼女が走るレースは、いつも負けることを密かに期待していた。その理由は? ルメール騎手優遇? 使い分け疑惑による刺激の少なくなったG1レース。 勝てそうなレースしか走らせない? 巨大組織ノーザンファ…

背番号「14」の怨念

読売巨人軍。 今年の日本シリーズ。 去年に続いて、またまたソフトバンクに4タテを食らった。(2019) ソ 10―1 巨 ソ 10―0 巨 ソ 10―1 巨 ソ 3―2 巨 (2020) ソ 5 ―1 巨 ソ13―2 巨 ソ 4―0 巨 ソ 4―1 巨この2年間で0勝8敗。 得点にすると、なんと 8対59である。 …

タコ タコ 上がれ!

タコ社長のことを思い出している...。 『葬式無用。弔問供物辞すること。生者は死者のため煩わさるべからず。平成9年2月26日 太宰久雄』タコ社長こと、太宰久雄さんの遺言。 これは、朝日新聞(天声人語)等でも紹介されましたね。男はつらいよシリーズ。『俺…

初恋

当時、ラジオからは、バンバンの「いちご白書をもう一度」がよく流れていた記憶があり、高ニの頃だったかな?休日の昼下がり? 昼寝から覚めトイレを済ますと、家の窓から外を覗いた。 前の通りに見覚えのある姿、、中学時代の同級生女子Sが歩いていた。 《…

ドリームマッチ実現!

いやぁ~! 今月29日に行われるジャパンカップ。 無敗の三冠馬コントレイルと、無敗の三冠牝馬デアリングタクトの出走表明で盛り上がっているところに、史上初のG1レース8勝を達成したアーモンドアイまでもが出走するというビッグニュースが入ってきました。 …

カリスマは怪しい。

A家の仏間には、ある人物の写真を額縁に入れ大きく飾ってある。 自分の先祖の写真を端っこに追いやり、ど真ん中の一番目立つ場所に、大きく飾ってある。ある時、A氏は北朝鮮国民のことを「みんな、本当に金正日(当時)のことを尊敬しているのだろうか? 洗脳…

ハラグチ パン店

カレーパンが大好きなのです。少年時代からずっと好きで、それは還暦を過ぎた現在でも変わらない。 あの食感がたまらないですよね? 外はカリカリで、ガブッと噛みつくと、口の周りにパンの欠片?がくっつく。中はもちもちでしっとりと甘辛い。 昔ながらのカ…

テンポイントは呪われた文学である。最終章

テンポイントは呪われた文学である Part ① https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/10/22/060229テンポイントは呪われた文学である Part② https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/10/23/063426 テンポイントの生涯を追っていくと、どうしても「競…

テンポイントは呪われた文学である Part ②

テンポイントは呪われた文学である Part ① https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/10/22/060229 「見てくれこの脚!見てくれこの脚!これが関西の期待テンポイントだ」「それいけテンポイント!ムチなど要らぬ!押せ!」「中山の直線を、中山の直線を…

テンポイントは呪われた文学である Part ①

「テンポイントが後退した。鹿戸騎手がちょっと後ろを見ている。これはどうしたことか、これはどうしたことか、故障か、故障か、あっと故障か、テンポイントは故障か、、、これはえらいこと、これはえらいことになりました!」 (1978 1/22 日経新春杯) これ…

放浪者。寅次郎と紋次郎

“ 木枯し紋次郎。上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれたという。十歳の時に故郷を捨て、その後一家は離散したと伝えられ.. ” “ 私、生まれも育ちも 葛飾柴又です。帝釈天でうぶ湯を使い、姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します ” ご存知。…

運動会のヒーロー

ドーン ドーン ドーン!朝になると、打ち上げ花火が周囲に鳴り響く。今日は10月10日。 体育の日のイメージが強いですね。そして、この季節は運動会のシーズンです。運動会の朝に鳴り響く、あの花火の音を聞くと、私は武者震いしたものです。しかし、この花火…

犬さらいのおじさん

犬さらいって、ご存知でしょうか? コロナ禍で季節感のない 2020年。 あっという間で、そんな今年も10月になってしまいましたね。 私がまだ小学校3年生の頃だったと思います。ガキんちょだった私に、忘れられない悲しい思い出があります。ベール、ベルベルベ…

平蔵。

火付盗賊改方、長谷川平蔵である!ご存知、池波正太郎原作「鬼平犯科帳」の鬼平こと長谷川平蔵。 時代小説の数多いキャラの中でも、私が好きな屈指の存在。否、ビッグ3の中に入るかもしれません。 とにかく、スタイリッシュでカッコいい!以前、私は親分肌、…

極私的 史上最強馬考 Part 4

「極私的史上最強馬考 Part1」 https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/07/09/044128「極私的史上最強馬考 Part2」 https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/07/21/063402「極私的史上最強馬考 Part 3 https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/…

あしたのジョー、そして、サチ。

何十年ぶりだろうか? 南千住は山谷にこうして降り立つのは? すべてが懐かしい...。 通称ドヤ街。 その変貌した姿は驚きだ。 「ねえちゃん! へへへ、見ない顔だね。どこへ行くんだい?」“ねえちゃん” だなんて、もう50代も後半だというのに、ちょっぴり恥…

おでん屋台の想念

昨夜は久々におでんを食べた。数日前までは熱中症で死ぬかと思うほど暑かったですからね。おでんなんて想像するのも暑苦しい。 それが、雨模様で急に涼しくなり、私は鍋が恋しくなったのです。鍋というと、最初に思いつくのは? 若い頃なら圧倒的にすき焼き…

アカネテンリュウの思い出。

赤いリンゴに 口びるよせて ♪ だまってみている 青い空♪敗戦後の日本の心象風景を象徴する並木路子の歌う「リンゴの唄」は、焼け跡のBGMとして、敗戦後の人々を勇気づけ大ヒットしたそうですね。 私はこの曲を聞くと、なぜか一頭の名馬を思い出す。アカネテ…

一人旅のファンタジー。

てくてく てくてくと...。オケラ街道を歩いている時のことでございます。向こうの方から見知った顔がやってきました。こいつが、ちょいと煩い、、否、面倒な要注意人物。 「へへへ、オケラ街道の旦那。来週、北海道へ旅に出るんですって?」「・・・」「あっ…

百恵vs聖子

あなたに 女の子のいちばん 大切なものをあげるわ ♫ 小さな胸の 奥にしまった 大切なものをあげるわ ♫ 山口百恵の「ひと夏の経験」を初めて聞いた時の衝撃は忘れません。 これ程、青い性?を大胆にストレートに表現した曲はそれまでなかったんじゃないかな?…

微睡む夏。

コロナ禍の中の夏(盆)休み。例年なら海や山へ、、と、賑わう夏でございますが、今年は自粛でステイホームなのねん。 帰省 花火 スイカ 盆踊り かき氷 生ビール 吉田拓郎が歌ってたね。麦わら帽子は もう消えた♫ 田んぼの蛙は もう消えた♫ きれいな先生 もう…

【怪談?】真夜中の電話☎

怪談と云っても、私は霊の存在なんて微塵も信じていないし、当然、霊体験も全くないのです。 しかし、あれだけは今でもよく分らない。 ニ十年以上前だろうか? 深夜零時は過ぎていたと思う。リーン♪ リーン♪ リーン♪深夜の電話は不吉でドキッとする。 誰だろ…

【怪談?】あそこに何かがいる...

私がまだ小学校低学年の頃だったと記憶する。叔母が唐突に言った。「あそこに何かがいるよ...」ビクッとして、叔母が指す部屋の片隅に目をやった。 あの瞬間の恐怖は今でも忘れられない。叔母と二人っきりであるはずの部屋に、何か得体の知れないものが「い…

極私的 史上最強馬考 Part 3

「極私的史上最強馬考 Part1」 https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/07/09/044128 「極私的史上最強馬考 Part2」 https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/07/21/063402 この続きになります。 史上最強馬?をテーマに選んで、正直面倒くさいなァ…

3バカトリオがやってきた。

莫迦な三人組が、コロナを連れてこっちを見ている(背後霊?背後コロナ)。“ おい、こら! 密はいかんよ密は ”その三人組、すぐに帰ると思いきや、店の出入口付近で諦めずに中を覗いている。鬱陶しいから早く帰れよ!と思うのだが帰らない。 そして、三人組は…