オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

3バカトリオがやってきた。

莫迦な三人組が、コロナを連れてこっちを見ている(背後霊?背後コロナ)。

“ おい、こら! 密はいかんよ密は ”

その三人組、すぐに帰ると思いきや、店の出入口付近で諦めずに中を覗いている。鬱陶しいから早く帰れよ!と思うのだが帰らない。
そして、三人組は何を思ったか? 店に入ってくるという アンビリーバボーな行動に出てきたのだ...。

この焼き鳥屋、鳥○はカウンターと、テーブル席が後ろに一つあるだけの狭くて小さな店。
私が長年通う行きつけの店だが、このコロナ禍により3月以来久々に顔を出した時のことである。

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前回訪れた時のことは、このブログでも記しています。

口裂け女のいた夜
    「アタシ、キレイ?」

https://okeraman.hatenablog.com/entry/2020/04/02/024320


久々に顔を出し、混んでいたら帰ろうと思ったのだが、カウンターに4人程しかおらず、席を一つずつ開け、愉快に静かに飲んでいた矢先の出来事。

莫迦な三人組が入ってくる。
後ろのテーブル席(2人用)は埋まっており、カウンターは7~8人座れば満席なのだ。このコロナ騒動の中、狭い店に三人(私からすれば団体)で入ってくること自体非常識であり、ましてや中を覗けば、密になることは一目瞭然で分かるはずだ。もう、莫迦とか非常識というより脳味噌が足りないのではないだろうか?

三人組は店に入ってくると、マスターの顔をちらちら見ている。
いかにも、席を詰めさせてくれと言わんばかり。当然、マスターはコロナのことを考え断ると思っていた。

しかし、、、
奥さんが出てきて「お客さん、すいません。奥へ詰めてもらえますか...」

私を含めたカウンター5人は、お酒と肴を持って、面倒くさい移動が始まった。3バカトリオは喜々として席に座ると、頭の悪そうな大声でそれぞれ注文を始めた。

こいつら、騒々しいな、、、。
そう、イライラして飲んでいると、奴らの一人の肩に触れた。
《コロナ伝染るだろ、バカ!》
そんなこと気にする素振りも見せず、呆けた顔で話に夢中になっている。
私の怒りは頂点に達しようとしていた。せっかく、美味しい八海山を飲み、鮭フライのタルタルソースを食べているのに(笑)、隣が五月蝿い。

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こんな狭い店に3人以上で入ってくるなんて非常識だ。この3バカ以外は皆、一人客なのだ。二人が限界だろう?
ましてや、世間はコロナ禍で自粛を求められている時期で、感染再拡大中と言われている。店側にも配慮してもらいたいところだが、難しいところもあるのだろう。


密はいかんよ!密は。
おれの肩に触れるなバカ!
声がでかいぞ!唾を飛ばすな。

そんなことでイライラも限界に達っした私は、会計を済ませると、3バカを睨み付けてやろか?と思いながら、店を後にするのであった。

あの3バカや、私のような神経質な客を相手にしなくてはならない店も、考えてみると大変だと思いますね。

大勢で群れての飲み食い禁止条例な。

まだまだ飲み歩きは注意が必要のようです。新コロちゃんは、いつになったら引っ込んでくれるのやら?