オケラ街道の奇人

令和という斜面に踏み止まって生きる奇人。自称抒情派馬券師、オケラ街道に潜む。

2022-01-01から1年間の記事一覧

こんな夢を見ちった(2本立て)。

■その① ババア。 スーパーの駐車場でカロリーゼロのペプシを飲んでいると、向こうの方から変な、否、妙なババアがやってくる。ババアは70過ぎか? 幾分足を引きずり不機嫌そうに真っ直ぐこっちに向かって来る。いやぁ~な予感がする。 ババアはおれの車の前で…

源ちゃん逝く。

映画『男はつらいよ』での源ちゃんこと佐藤蛾次郎さんが亡くなった。(享年78才)大の寅さんファンである私としては、寅さんと最高のコンビであった彼の死は大変寂しい。 蛾次郎さんのことは、このブログでも以前取り上げており再掲します。 ■ 源ちゃんは「う…

ニャロメ2号はコンビニにいる。

コンビニのセルフレジで、釣り銭を取り出そうとすると誤って床に一円玉を数個ばら撒いてしまった。 面倒くせえなぁ~~! (一円玉の分際で、おれの手から逃れようなんてしゃらくせえ...) おれは競馬新聞と無糖缶酎ハイとナッツを持って店の外に出た。すると、…

面倒くさいな。

体調の変化を自覚したのはコロナ騒動が始まる少し前からだろうか? 異常に喉が渇く、私生活に支障をきたす程の頻尿。そして、ジワジワと痩せてきた。2020年だったかな? 健康診断を受けたのは “10 years ago” くらいだったと思う。この症状は? 何となく分か…

1997年 トラとウマとオレ。

今はなき上野松竹セントラル映画館?から、オレはトボトボと重い足取りで階段を降りてきた。外へ出ると辺りは薄暗く、人々は忙しなく歩いている。オレもその中に俯き背中を丸め溶け込んだ。年末ということもあり少々寒かったのか?両手をズボンのポケットに…

最後の晩餐。

先日、池波正太郎の「食」に関するエッセイを読み返して思ったのだが、もし、ダ・ヴィンチに因んで最後の晩餐なるものがあったとする。 好きなもの五品選べるとしたら。 私は何が食べたいのだろう?私は何を選ぶのだろう? やっぱり、おれは日本人だから白米…

ありがとう Mさん。

Mさん、あまりにも突然だったね。 まさか? と思ったよ。もう三ヶ月位経つのかな? 「ちょっと調子悪いので帰るね...」 それが最後の言葉になるなんて、そりゃあないだろう? だって貴方は、私と大して歳が違わないじゃないか。 ふざけちゃいけない! 「おお…

幻馬伝「ウマゴースト酒場」(2) 名馬は酔っ払う。

https://okeraman.hatenablog.com/entry/2022/09/06/153320 からの続き。 ウオッカ嬢はほうほうのていで逃げてきた。あのスイープトウショウ姐さんに絡まれたのだ。あの姐さんは怖い者知らずの無敵の気性だから関わらない方が良い。 すると、前方が騒がしい…

幻馬伝「ウマゴースト酒場」(1)名馬はバーにいる。

あのさ、、ウマ娘がありならウマゴーストはもっとありだよね? ブログを書くのも億劫になってきたので適当に自由に書く。 これ、妄想だから幻覚と思って鼻で笑いながら読んで下さい。 (つまり、ツッコミなしって言いたい) ここは名馬が楽しく暮らす極楽浄土…

楽しい遠足(前)

今日は楽しい遠足。伊藤君はクラスの中でも個性的でひょうきんな性格。ちょっとした人気者である。目的地に向かう観光バスの中でも落ち着かなくお喋りが止まらない。伊藤君の隣は彼と気が合う井上君である。このコンビは伊藤君のジョークに井上君が調子を合…

少年時代の悔恨。アリが死んでいる...。

アリが死んでいる 角砂糖のそばで 笑いたい気もする あたりまえすぎて♪(井上陽水「たいくつ」)より。 少年時代。 私(家族)は伯父が経営する(父が工場長)キューポラ工場裏の敷地内に家を構えていました。工場と家の合間にちょっとしたスペースがある。あれは…

エロチック電車。

目の前の座席に座っているOL風の女の股がチラッと小さく開いた。 この女もどこかで飲んだ帰りだな? おれの真ん前で見事に開きかけたが、その一瞬意識が戻ったのか、すぐに脚を閉じてしまう。かなり残念だ...。当時、おれは京浜東北線の西川口駅沿線に住んで…

こんな夢を見た『明晰夢』

場所はよくわからない。当たり前だ、そこは夢の中の風景で架空の場所なのだから。でも、雰囲気からいって新橋SL広場から怪しい駅ビル地下街に入ったような気がする。あるいはニュー新橋ビルかもしれない。カウンターだけの貧乏くさい酒場にみうらじゅんがい…

球児の夏。

参院選の今朝。駅前のVELOCEでアイスコーヒーを飲んでから、駅ビル内を書店を中心にあれやこれや巡っていた。 すると、日焼けした坊主頭の明らかに高校球児と思われる少年が駅改札口の方へ向かっている。私は高校球児を見ると、どうしてもあの頃が甦ってくる…

炎天下!おれと並んで歩くな。

炎天下のジリジリと照り付ける太陽から身を守るため、おれは日陰で自動販売機で買ったオロナミンCドリンクをゴクゴク飲んでいた。 大村昆のホーロー看板とにらめっこしていると『番頭はんと丁稚どん』『頓馬天狗』の記憶が甦る。「こんにちは~!♪」「え? …

ジャイアンと静香ちゃん

昨日の夕方。 テレビを点けるとたまたま『ドラえもん』がやっていたのでついつい最後まで観てしまった。私が注目したのはガキ大将ジャイアンとマドンナ静香ちゃん。その連想で小学生時代の同級生と近所のガールフレンドのことを思い出したのです。その出来事…

幻馬伝「幻の最強馬列伝③」マルゼンスキー

このブログを書くに当たって、マルゼンスキーの動画をあらためて観ましたが、やはり圧倒的にスゴい。オールドファンにとって幻の最強馬といえば、カブラヤオー、テスコガビー、そしてマルゼンスキーが真っ先に思い浮かぶと思うが、前記2頭はダービー、オー…

N氏とオケラ街道を歩いた思い出。

「一度競馬場に連れてけよ...」と、当時勤めていた会社の同僚に度々言われていたので、あれは1988桜花賞でしたかね? 連れて行ったことがあった。同僚といっても、N氏は私より2年先輩でしたが、気が合い、仕事帰りによく居酒屋に寄っては終電近くまで飲むこ…

こんな夢を見た(Selection)五本立て

夢は見ても記憶になかったり、その時は覚えていても忘れてしまったり。 最近、あまりインパクトある夢を見ていない(記憶ない)ので、今回は過去に見た中から印象に残るもの五本立て。 Selection① 数学の時間。次の授業は数学の時間である。 どうやら宿題を忘…

幻馬伝「幻の最強馬列伝② イシノヒカル」

アカネテンリュウが引退した1972年。その年の菊花賞は強烈な印象がある。 下馬評は関西三強、とくに貴公子タイテエムが勝つだろうと思われていた。返し馬で尻っぱねしながら大暴れしている馬がいる。発走直前に落鉄しやがった! 蹄鉄を打ち直す事態になった…

喫茶店

ここでの画像は「カフェ・VELOCE」にて、ウォーキング帰りに一休さんした時のものです。 昭和から平成の過渡期でしょうか? 喫茶店?カフェ?(違いがよく分からない)の雰囲気が変わってきたような? カフェのイメージはチェーン店や大規模な店舗。喫茶店は店…

莫迦は実在する。

私は一瞬自分の目を疑った。 うしろの百太郎がそこにいたからだ。奴はこのコロナ禍にも関わらず、平気で顔を寄せ大声で唾を飛ばしながら話しかける。下卑た笑いを浮かべ、相手の耳近く肩に顔を乗せる勢いで低俗なことをまくしたてる。その姿は背後霊?うしろ…

幻馬伝「幻の最強馬列伝 ①タニノムーティエ」

以前『名馬 Memories』にて、王者編、怪物編、天才編、アイドル編を書きましたが、今回(から)も懲りずに独断と偏見による「幻の最強馬」のことを書いてみようと思います。 記録、データ等を基にしているわけでなく、あくまで私の主観、印象になりますので悪…

孤酒考。

夜だ! 一人酒を飲んでいると(晩酌)、たまに変な人になってしまうことがあった。 現在はそんなことはないので、過去形になるのだが、絶対他人には見せられない素の自分の姿がそこにはあった。 世間ではそれを酔っ払いという。勿論、40を過ぎればそんな元気は…

幻馬伝「走る抒情詩ブエナビスタ」

「絶景かな~! 絶景かな~!」天下御免の大泥棒! 義賊・石川五右衛門は、満開に咲き誇る桜を前に、そう見栄を切った。絶景...。 ブエナビスタのことだな。あれから10年以上も経つのか? 2011有馬記念。 彼女の引退レースとなったが、新たなヒーロー、オルフ…

散歩の達人

新越谷駅構内にある書店にて。 私はオシッコがしたくなり、そそくさとトイレに向かう。チャックを下ろす。 股引、パンツ、、ゴソゴソとアレを取り出そうとするのだが中々出てこない。時間がかかる。イライライライラ 面倒くせーな!この時期は寒いということ…

タンバリン猿

酒場のカウンターで一人飲みながら、競馬新聞で明日のレースをチェックしている時だ。背後の4~5人連れがギャーギャー大声で喚いている。他の客が迷惑するだろがっ! 莫迦。そこまでは我慢した。 どこの酒場でもこういう群れた莫迦はいるものである。 奴らは…

オケラ街道二周年と、オミクロンコワい!

このブログ。第一回投稿が 2020 2/12 つまり、昨日で丁度2年になります。 今回の更新で155記事目ということになります。 コロナ下にて、引きこもり状態が多くなることを予測して始めましたが、こんなに続けることになるとは。 それ以上にコロナ禍が続くとは.…

恋文の想い出(後)

林聡子との交換日記は、3~4ヶ月続いたと思います。どんなことを書いたかはあまり記憶がないのです。 只、恥ずかしいことを書いていたのは絶対的に間違いないでしょう。もし、あの日記帳が時空を超え蘇り、現在の私が読まされたのなら? 恥ずかしさの余り、舌…

恋文の想い出(中)

前回からの続きです。https://okeraman.hatenablog.com/entry/2022/01/23/171138 生まれて初めての恋文。 つまり、ラブレターってことですね。 そんなものは、文学やテレビドラマの中だけの世界だと思っていたので、それを自分がもらうなんて、、女子から求…