「悪を懲らしての家族愛」
あるいは、それに類するもの。
偽善の匂いがプンプンする。
文学、音楽、映画、スポーツ等の文化だけでなく、様々な分野、世間一般普段の生活中にも見られます。
感動の押し売りが大嫌いです。
唾棄したいほど嫌悪感を持っているのに、そんな世界に弱い。
私は偏屈者なので、常に世の中を斜に構えて見ていたいのだが、実は簡単に商業的感動に引っかかる。
《どうぞ泣いてください!》
《ハンカチを用意して下さい》
《感動をありがとう》
こんな通俗的で陳腐なものに引っかかってしまう自分自身に、苦笑どころか嘲笑すらしてしまうほどだ。
“ 流行には絶対乗らないぞ!”
と思っていても、知らず知らずそれに利用されているのが人間なのです。
具体的に述べるのは難しいのですが、コロナ禍の最中、その傾向は更に高まっているのではないでしょうか?
そんな気がします。
資本の放射を浴びて同質化した人間がこぞってこの凡庸な傾向(流行?)に拍手喝采、感動をする。
鬼滅とか...(笑)
それはもう批判的機能を失ったファッショ的世界です。
流行とはちょっと違うな。
同調圧力的な不気味なもの。
悪魔の囁き ...
〜 みんなに合わせなさい ~
「戦争嫌い、流行嫌い、熱狂嫌い」で有名な、小説家藤沢周平氏が生きていたならば? 今の世を見て、どんな文章を書くでしょうね?
新型コロナウィルス再拡大中です。
細心の注意を払う必要がありますが、冷静に変な情報に惑わされず、、良い年末年始を迎えたいものですね。